



2016/10/6,7,8(木、金、土)
小原流 みんなの生け花展にて
エピソード満載の花展でしたが、無事に終わり、結果、終わり良ければ全て良し!と考えよう。

今年 広島•グアナファト(メキシコの州)親善協会のメンバー登録し、大好きなメキシコの歌をたくさん歌う機会が増えてきたこともあり、私の中で、今年の生け花展の作品テーマは
『日本とメキシコ』前から、本当に種類がたくさんあり、美しく可愛い
ダリアが大好きだった私。
日本
の陶器に
メキシコ
の国花であるダリアを生けました。
でも、とにかく繊細なダリア。
環境変化や水揚げの力が弱く、不思議なことに暖かい国のお花なのに暑さに弱く枯れやすい。
そうとは聞いていたけれど、まあ展示中、3日間くらいは保つだろうと甘く見ていて、自分のこだわりを通し、特殊ないろいろな種類のダリアを注文し、どうしても生けたかったダリアづくしの作品を完成しました。
しかし! 昼間は冷房で涼しくても、 夜には 冷房が切られ一気にデパート館内の熱気が増し、やはり耐えられなかった様子。

展示会前日の夕方生けたばかりなのに、翌朝 展示会が始まる前には すでに だらりと元気が無くなっており、予備として買い置きしていた新しいダリアに生け替えて 手直しをせざるを得ませんでした。

ということは、、、
あらあら大変!


この調子では、明日から毎朝 生け替えないといけなくなるということ!
なのに もう予備の花がない!!

そう気付いた時から、慌てて 次の日のダリアの調達に てんてこ舞いとなったのでした。

繊細で、しかも特殊な珍しいダリアを 置いてある花屋さんは 本当になく、特別に注文しなければならない。
それでも十数件と電話をして、やっとダリアを少し置いているお店を見つけ、4件の花屋さんを回り

種類の違うダリアを少しずつ 何とか確保。
最終日のダリアを仕入れてくれる花屋さんも見つかり、胸を撫で下ろしました。
もちろん、ダリアを諦め、他の調達しやすく 扱いやすい花に変えれば、こんな苦労はしなくても良かったのだけれど、どうしても こだわりを貫き通したかったし、まだ そんな応用力もない私なのでした。
自分にしかわからない こだわりなのにねえ(笑)。
結果、毎日 色合いの違う作品となりましたが、これも なかなか華やかで 良い感じになったし、よりたくさんの種類のダリアを生けることが出来て大満足、嬉しかったのでした!!
そして、何よりも嬉しかったことは、同じように会場で生けていらっしゃる大勢の先生方の優しさに触れ、助けられたこと。

冷や汗をかきながら

、けして手慣れているわけではなく不器用で、時間との戦いで 生け直しをしている私に

、たくさんの先生方が 私の横を通る度に、励ましの声をかけて下さり、アドバイスをしてくださいました。

河上さん、ダリアを生けているんだって? まあ大変ねえ、、、
よく こんなに種類を調達出来たわねえ!
ここはね、もう少しこうした方がいいわよ、、、
ここに隙間が開かない方がいいのよ、、、
でも、この辺はとてもいい感じ!
華やかでいいわよ~
もう枯れちゃったの! やっぱりねえ、ダリアは弱いからねえ。かわいそうにねえ、、
もう少し! 大丈夫!
段々と慣れてくるからね!
頑張ってね! !
etc. etc. etc.......
本当に、ありがたく、励みになり、お陰様で自分のこだわりを通すことができ、無事に展示を終えることができました!(涙)
そして 観に来てくださった たくさん方に感謝で一杯です。

どうもありがとうございました


これからも精進いたします